船体 : 完全ハンドレイアップFRP製
カラー:ブラック
ウォーターライン:ホワイト
船底:ワインレッド
デッキ : バウはFRP製 中央から後部はマリン合板
カラー=シルバー
船体とデッキの接合 :
パッキンをはさみ、両サイド4本、スターン
中央1本、ステンレス製ボルト締め。
さらにシリコンにて密閉
キャビン: 完全ハンドレイアップFRP構造(水密構造)
カラー:ホワイト
下部にゴム製モール
マスト : ウッド
カラー :蛍光オレンジ
デッキ上の艤装
ダブルブロック(ゴールド)
シングルブロック(ゴールド)x2
ハッチ : ワンタッチ式オープニング水密ハッチ(シルバー)
ロッドホルダー:アルミ製
ラインリリース:ゴム製(トランサム設置)
ラダー : バランスラダー
ラダーシャフト:ブロンズ?
プロペラ : 2翼固定プロペラ D40mm P50mm
ロッド : 2.3フィート(ライン、ルアーは含みません)
リール : ドラッグ機能付き
フロート : 蛍光色 1個
モーター : ダイレクトドライブ エレクトリックモーター
バッテリー: 7.2mV 2400mAMP
約50〜60分使用可能(使用状況による)
スタンチューブ:グリスを使用したダブル構造
送信機 : 出力 500mW
変調方式 AM-PPM方式
送信周波数 27MHz 01〜12バンド
出力表示 LED表示
電源 単3乾電池 x 8本 DC12V(含みません)
重量 393g
受信機 : 受信方式 AM-PPM方式
受信周波数 27MHz 01〜12バンド
中間周波数 455KHz
電源 DC6〜8.4V(BECシステム)
重量 23g
コネクター Zコネクター
サーボ : 電源 DC6V
速度 0.18sec/60°(6V)
トルク 3.3kg・cm(6V)
重量 45g
コネクター Zコネクター
アンプ : 電源 Ni−Cd 7.2V〜8.4V
パワープレート 123(前進) 56(後進)
ブレーキレート 78
ロス電圧 20A負荷連続0.16V
重量 55g
適合モーター 20ターン〜37ターン
コネクター Zコネクター
| 船型について 実際のボートの船型を決定するには価格、航行水域、人間工学に基づいた設 計がなされなければならない。理想的な性能を持つ船型であっても、搭乗し た人間が不愉快であってはならないわけである。今回の設計にあたっては人 間の搭乗が無いため、性能重視とする事が可能となった。 船型を決定するにはデッドライズが決定的要因を持つ。デッドライズとは 水平面に対する船底角度をいうが、これはライン図によってのみ正確に計測 する事が可能となる。通常はライン図のセクション2及びスターンの角度を 取る。 セクション2とはバウ部でエントリーとも称し、通常30°〜70°のデッ ドライズを取る。このデッドライズが大きい場合(50°〜70)波を叩く 事が少なくなり、衝撃を減少させる。このセクションからスターンにかけて のデッドライズは直進性や横滑りの減少にも寄与している。当然、デッドラ イズが大きい程方向安定性は高く、極端にいえば、フラットな船底形状であ ればどこに向かって走るか分らなくわけである。 デッドライズは一方で浮 力の減少を伴う。デッドライズが大きくなれば、より浮力は減少し、より大 きなパワーを必要とする。 TUG60ではエントリーに約60°スターンに31°のデッドライズを設けて いる。この船型は実際のボートではありえないであろう。特にスターン部で は大きくても20°前後に設定される。これはさまざまな要因があるのだが、 たとえば、より大きなパワーを要しコストを押し上げる、エンジンの設置位置 が高くなり重心を上げる等々。しかし、TUG60の場合、通常のボートの様な高 速性能は必要無い事、さらにモーターのサイズはコンパクトなため、かえって 低い位置にモーターを設置する事ができ重心を下げる事ができる。この事は 後述するがプロペラシャフトアングルを小さくできるメリットもある。 走行性能を考えた場合、前部80%の大きなデッドライズは十分な走行性能 を実現できた。従って、後部20%ぐらいの位置は船型を全く変え、よりフ ラットな船型へとする事で大きな浮力を得ている。 またこの事は前部から後部へ流れる水流をうまくコントロールしている。 つまり、通常は前部から後部へと発生する水流はトランサムでの水流の巻き こみとなる。よってこの水流をさらに後部へスムースに流す役目も果たして いる。さらに、プロペラシャフトの設置は船底部にプロペラが接触せずによ り水平に近いアングル11度とする事ができた。この事はプロペラのパワー伝 達をより効率良く行え、ロスが少ない事を意味する。また、このボートがフ ィッシングボートという用途を考え、後部船底のフラットな面は魚がヒット した時に発生する後部からの引かれる力に対する抵抗にもなっている。 船底前部には比較的大きなフレアーを持たせている。フレアーとは船底前部 において上部に至るマイナス曲線を描くカーブの事で、この大きな曲線は水 流を上部にあげながら,外側へ押し返す物で、水流がデッキ上に上がらない 役目をすると共に前部を上へ押し上げる浮力をも発生させている。実際の艇 では大きなフレアーは船内を狭くする為,比較的穏やかなフレアーに留めるか、 全くフレアーを持たない艇もある。ただし、極端に大きなフレアーは大きな波 のある海面では浮力が及ばず波に突っ込む可能性もあるため、TUG60ではバウ 部のフリーボードを高めに設計し、フレアーを前部の50%位置の高さ迄で 留めている。 用途上、船体に比べてかなり重量のあるロッドとリールを比較的高い位置に 設置する必要性から、全体の重量バランス及び排水量は重要な要素となる。 そのため、水面下の体積を大きくとり、そして深い位置にインナーバラストを 設置、これによって重心を下げるのみならず、完全な転覆時においても、 つまり180度傾斜時においてもプラスの復元性を持つように設計している。 このことは実際の艇ではありえない。さらに、このバランスの上に走行性能 を犠牲にする事無く、安定した走行と艇速を可能とした。 これらは全てが微妙に関連しており、全てのバランスを取る事が重要である。 復元性があっても走行に問題があったり、或いは快適な走行を実現できても 復元性に問題が出たり、全てが微妙に関係しバランスを取り合って始めて実 現できるものである。 なお、船底両サイドから船体の立ち上がり部をチャインというが、自然なカ ーブを描くソフトチャインとした。これは水流を自然に横に流し、波のある 場合にも衝撃は少ない。ただし、スピードを犠牲にする船型となるが、この場 合の用途には全く問題が無い。スピードを要求する場合は鋭いカーブを持つ ハードチャインかリバースチャインにする。さらに、船底につくストレーキ (船底に前部から後部に走るストライプ)においてはすでに十分深いディー プV船型であるため、方向性も良く、さらに十分な浮力も実現できているので 必要では無かった。このストレーキは方向性能の向上と水面に対しフラット な面をストライプ状に造って、浮力を向上させるものである。 |
| 用語説明 | TUG60の造船技術 |
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