・・・ 全てを明かします。TUG60の造船技術 ・・・


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全長(L.O.A)    608mm
幅(ビーム)    266mm
ドラフト       80mm
ラダーまでは  102mm
排水量  4.1kg
インナーバラスト 1.0kg
バラスト比 24.4%
ラダー  縦 60mm 幅 40mm  バランス比(前後)1:3
・プロペラシャフト  径4mm 銅製  シャフトアングル 11°
プロペラ   D 40mm   P 50mm   2翼ソリッド
・コントロール範囲 約半径80m
・連続走行時間   約50〜60分(標準バッテリーの場合)
           バッテリーはワンタッチで交換可能


ハル(船体)
ハルは本物の造船技術を持つ職人による完全ハンドレイアップによるFRPラミネート工法。
頑丈な船体としていますので、少々の衝撃にも耐える事ができます。
船型はバウ(前部)には大きなフレアーを持ち、波切を良くするだけでは無く、波が
デッキ上にがらないように下に落とす設計。さらに柔らかいエントリーを実現、波叩き
の衝撃を和らげています。
船底はディープVハル。波に強く、方向性コントロールを良くしています。
大きなデッドライズ約31度は、船底後部は本物のボートには無い設計です。
後部から魚が引く時の抵抗面積を大きく取っています。

インナーバラスト
インナーバラストは鉛を船底に設置。重心を下げ、コントロールの安定を図っています。
転覆しても起きあがる復元力を実現しながら、安定した走行を実現しております。

デッキ
ビッグサイズのヒットによる万一の転覆時にも水は殆ど漏れる事無く、ラインが緩んだ
瞬間、自然に起きあがりつづけて走行可能です。  



キャビン
上部キャビン構造はFRP製、水密構造なので、転覆時の浮力体にもなっています。

マスト
より雰囲気をかもし出すマストは単なる飾りでは無く、水面への上げ下ろし時には、
ここを掴んで行える強度を持っています。

デュラパワーシステム   駆動ユニット
電気モーター 低回転高トルク重視のモーターを採用。ビッグサイズフィッシュに対し
対抗できるパワーを持っています。さらに、通常のラジコンボートの高速回転用とは異
なり、長時間の連続使用にも耐える事ができます。
モーター冷却システム ペラによる水流を利用し水を循環させ効率良くモーターを冷却
します。

2翼固定プロペラ
モーターのパワー、船体の重量等を考慮し、やや大きめのサイズです。
プロペラシャフトはモーター直結

NDスタンチューブシステム
プロペラシャフトが船体を貫通している限り、この部分からの水漏れが考えられる。
通常、本物のボートでは進入してきた水を排水するポンプが設置されるが、この場合、
水の進入は避けなければなりません。
従って構造的に粘度の高い特殊ジェルと二重のスタンチューブパイプの中に耐摩耗性
ラバーリングを採用し、全く水漏れしないシステム(NDスタンチューブシステム)
を実現できた。(新開発)
この事は低回転モーターによるところも大きいと思われます。



ラダー
 プロペラの直後に設置されるため、水流によって大きな抵抗を受けるラダーは旋回時
のラダーに当たる水流抵抗がどうしても大きくなります。コントロールにより大きな
パワーを要するわけですが、これは本物のヨットのラダーを参考にバランスラダーと
しています。
ラダーシャフトの位置より前にもラダー面積を設け、シャフトから後部のバランスを
取る事によって力を軽減、より少ないパワーでコントロールすることができます。
ただし、前後部との比率も重要で、均等では戻す抵抗が大きくなる場合があり、後部側
を少し広めに取ることが必要です。

バッテリー
7.2mv 2400 約50分から60分使用する事ができます。
スペアー用バッテリーがあれば、その場で簡単に交換可能。

機器類
アンププロポ、受信機、サーボモーター
これらはオーナーの好みにより将来いろいろと変更する事ができます。

フィッシングタックル
専用ロッド 2.3フィート & ドラグ付きリール
ラインリリース ラインはロッドの先を曲げて設置、ヒット時にラインリリースから外れて
自動的に合わせをいれますので魚のかかりを良くします。




開発にあたって

通常、このサイズのラジコンボートに竿を付けて釣りをすると確実に転覆させられます。
この不可能を本物の造船技術により可能にしたのがTUG60です。
もっとも船を大きくするとその様な技術は不要になりますが、釣りの常識でもある障害物
の際を攻めることができませんし、船の大きさで魚が驚いたりして釣りになりません。
また何よりもゲームフィッシングとしても楽しさが半減してしまいます。
 単なるラジコンボートでは無く、本当にビッグフィッシュを釣り上げる事が主目的です。
そのため、船体素材はFRP以外には考えられません。ぶつかったり、波に叩かれたりした場合
においても十分な強度を必要とし、さらに耐久性もあります。FRP積層に関しても、ハンド
ラミネートによる入念な脱泡と樹脂の絞込みを行っています。
船型に関しては、本物のボートを考慮しています。本物のボートは船内キャビンがある為
実際はキャビンを広くする目的で性能面に妥協せざるを得ない部分がありますが、この
TUG60に関しては、一切その必要が無いため、性能重視にて設計。バウ(前部)は大きな
デッドライズフレアーを持たせ、波がデッキに上がってくるのをできるだけ防ぐよう配慮
しています。波はフレアーにそって上がり、下に落ちます。
この大きなデッドライズはエントリーを柔らかくし、波に叩く衝撃を軽減しているので、
多少の波があっても大きなスピードロスがありません。
中央から後部へのデッドライズも本物のボートより大きくとった、ディープVの船型を持ち
ます。この事は艇のコントロール性を高めています。
大きなデッドライズは同時に船体浮力の減少を伴うので、同じスピードを得る場合はより
大きなパワーを要しますが、目的はハイスピードでは無いので、コントロールを重視して
います。浮力については、このディープVハルにおいてさえ大きな浮力を持ち、インナー
バラストにて調整。重排水量型の安定した走りをします。インナーバラストは同時に重心
の低下を考慮され、数々の実験の結果、ちょうど良いバランスに保つ事ができました。
つまり安定した走りでありながら、同時に十分な復元性を持ち、旋回時の動きも安定して
いるということです。
これらは微妙な関係にあり、船体全体の重量バランスに対して、どれだけの
インナーバラストを搭載すれば十分な復元性を得る事ができるか、仮に、十分な復元性
を得ても、その代わりに重くなり過ぎて、走りに影響を及ぼす場合もあります。さらに
フィッシュとのやりとりにも影響が出ます。
この事はもっとも重要なポイントで、設計段階からもっとも苦慮したポイント。
水面に置いた時の浮力をも考慮し、うまくバランスを取る事ができました。
 さらに、フィッシングという実用面を考え、本物のボートには無いトランサム(後部)
に水面下に後部に直角に面積を大きく取っております。
この事は実際にヒットした時、魚が後部へ引く力に対する抵抗の増加となります。
(水面下の魚に対する直角の面積)この面は大きな浮力をも生み出す事にも繋がって
います。

モーターに関しては、高速は必要無いので、次の事を考慮しています。
長時間の連続運転に耐える事と強力トルク重視です。さらに、このモーターを冷却する
手段として、プロペラの生み出す水流を利用し、後部へパイプを設置、この水流がパイ
プを通って、モーター周りにリードされ、そのまま艇外に排出。これらを自動的に行う。
連続運転における避けられない熱の冷却として効率の良い、しかも簡単な仕組みです。






ロッドパワーフッキングシステム



フィッシング

 ヒットした場合に考えられる事は、まず、確実なフッキングです。そこで、設置時
にロッドを十分に曲げてラインを止めるラインリリースを考案。
ゴム製の簡単な物ですが、確実にラインを止める事ができ、ヒット時には自動的に
ラインが外れ、ロッドが真っ直ぐに戻ろうとする力でフッキングを行います。
それを合図に、ボートをフルパワーで前進させる事によってより確実なフッキング
になると同時に魚のやり取りの始まりとなります。

竿先にリボンを付けるか、ラインに蛍光発泡球を取り付けラインリリースゴムの上
に乗せておけば魚がバイトしたときの瞬間が非常にはっきり分かります。
また、その蛍光発泡球は、魚が引く方向に浮かんでいますので船の操舵する方向
がはっきりします。
魚が急に下方に潜った時もウキの役目を果たしその力を半減させることが可能に
なります。

 ロッドにはドラグ付きのリールを使っているので、ドラグの調整があらかじ
め必要です。
必ずしなければならない調整は、根掛りした場合を想定し、ボートのフルパワー時
にラインが出るように調整。これで、万一の根掛り時にもボートの回収が可能とな
る。かなりのパワーを
持っているのでドラグは相当絞り込んでも良い。ただし、ビッグサイズ以外にはライ
ンが出なくなる可能性もありますが全く問題なくやりとりができることを確認して
います。

 ビッグサイズのヒット時を考えた場合、ヒット時にフルパワーとし、ボートは
横側の抵抗がもっとも小さいので、出きる限り真後ろに魚が来るように操作します。
万一、横に回り、操作が遅れた場合転覆も考えられますが、当初はいかに転覆し
ないかという難問に集中し、重心位置を考慮、さらに側面の安定性を高めるために
スタビライザーを設置、ヨットと同じ様にキール+鉛バルブも検討したものの、
1メートルクラスより大きなサイズという事になると、無駄な抵抗でした。
従って、発想を転換し、転覆してもラインが緩んだ瞬間に復元し走行を続ける事
ができるように水密性と復元性を高める方向に切り替えました。
また、ボートそのものを浮きと考えれば、これほど大きな浮きを持っていける魚
はそうは無いと考えます。
釣りをされる方は、魚の引きを楽しんで取り込まれるときかなりの張力を感じら
れていると思いますが、竿がテコ状態となっている要因も大きく、実際はそんな
に大きな力ではなく、尚かつ瞬発的な力が発生するだけでマシンの持続的な力に
は、魚もかなわないことがよくわかります。



用語説明 TUG60の仕様書



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